『世界一受けたい』世界のミステリーに新事実か…エジプト・スフィンクス建造は向かい風を利用した彫刻?

古今東西の名物講師が登場し自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業2024年 古い常識をアップデート2時間SP』が1月6日に放送された。『永年の謎が解けた!最近わかった新事実』という講義では、世界各地で永年解明されていなかったミステリーに関する新事実を専門家が解説した。

まず紹介されたのはエジプト・ギザのピラミッド脇に鎮座するスフィンクス。紀元前2500年ごろに作られたとされる、長さ73m 高さ20m の一枚岩から掘り出された像は、これまで人の手によって大量の岩を切り出して建造されたと考えられていたが、風の力を使い大きな岩石を削って作られた可能性が昨年示唆されたのだという。スフィンクスは向かい風が多く吹く方向を向いていることから、風によって削られた岩をスフィンクスに見立てて、細かな彫刻を施したのではないかと考えられているそうだ。

建造物に関するミステリーとして、マチュピチュの古代遺跡の立地についても新事実が紹介された。標高2430mにあるインカ帝国のマチュピチュが、人の住む場所としては便利とは言いがたい場所に作られたのは、その地域に建物に利用する石が豊富に存在していたからなのだという。マチュピチュの建造物のほとんどはあえて山岳の尾根に建てられており、この場所にあった岩を用いて街が作られてのではないかと考えられているそうだ。

ほかにも講義では、そんなマチュピチュを有したインカ帝国で使われていた、文字ではなく紐の結び目を使った手紙なども紹介され、結び目の組み合わせを用いてトウモロコシなどの食料や納税額などを記録していたことが明かされた。これらの技術は、沖縄で琉球王国時代にも用いられていたという。

講義を振り返った台湾出身のタレント、ビビアン・スーは「昔いろんな不便なところがあるじゃない?その代わりにみんな生き方がすごい強い」と当時の人々の知恵に感服するとともに、番組内容を高く評価し「この番組本当に台湾のみなさんに見せたいから、番組収録終わったらぜひ放送権利の…」とまさかの交渉。この発言にくりぃむしちゅー・上田晋也は「いやそれはこっちで何とも出来ないんですよね」とツッコミをいれた。

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