「チェイサーゲームW」菅井友香が中村ゆりかに告白。「距離が近いシーンではキュンキュンしてました」

テレ東系で1月8日からスタートする連続ドラマ「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」(月曜深夜2:35)の記者会見が行われ、ダブル主演を務める菅井友香中村ゆりか菊地姫奈椛島光花柳のぞみうらじぬのが登壇した。

日本有数のゲーム開発会社「ダイナミック・ドリーム」で働く春本樹(菅井)は、入社5年目ながら日中共同制作の超ビッグタイトル「天女世界」のゲーム化プロジェクトのリーダーに任命される。しかし、クライアントである中国大手コンテンツ会社「ヴィンセント」の責任者として現れたのは、大学時代に樹が一方的に別れを告げた元恋人・林冬雨(中村)だった。樹は冬雨と破局した後は恋人をつくらず仕事にまい進し、レズビアンであることは社内にも家族にも公表していなかったが、元恋人が突然目の前に現れたことにより、気持ちが揺れ始める。一方、樹に理由を告げられないまま振られたことを恨んでいた冬雨は、プロジェクトの主導権を握り、樹に無理難題を押しつける。復讐(ふくしゅう)をもくろむ冬雨と、報われない恋心を再燃させていく樹。相反する2人にどのような結末が訪れるのか?

まず、主演の2人があいさつ。菅井は「今回のドラマは テレビ東京さん初のレズビアンを主役とした作品ということで、とても新しい、今までにないドラマになっているのかなと思います。そして、個性豊かなキャラクター勢ぞろいでその登場人物一人一人にポイントがあるので、ぜひ注目していただきたいです」と呼び掛け、中村も「お芝居をする上で新しく臨んだこともいっぱいあったので、そういったところも見ていただけたらうれしいです。あとは、本当にいろんなテーマが詰まっていたり、魅力的なストーリーがたくさん詰まっているので、そういう点にも注目していただけたらなと思います」とアピールした。

ゲーム開発でビジュアルエフェクトを担当する七瀬ふたば役・菊池は「ふたばの計算高いところが見ていてすごくカッコいいなと感じるので、注目していただけたらうれしいです。落ち着いているところはすごく似てるんですけど、私はハプニングとかが起きると結構慌ててしまう性格。ふたばの落ち着いたところはすごくかっこいいなと思うので、見習っていきたいなと思います」と自身の役を紹介した。

ゲーム開発においてキャラクターや敵モデルの制作を行う、3Dアニメーター担当・小松莉沙役の椛島は「この作品は子育てとか、いろいろな事情を抱えながら仕事と両立して奮闘している女性たちが頑張っていて、同じ境遇の方にもパワーを与えられるような作品になっています。ぜひ見ていただけたら」と見どころを伝えた。

現代のゲームには欠かせないイベント映像制作やモーションキャプチャーなど映像全般を担当するシネマティックを務める久保結菜役・花柳は「結菜は仕事に対して真面目で向上心があるけど、人とのコミュニケーションが苦手な部分があったりします。それが物語が進んでいくにつれて、みんなと打ち解けていったり、心を許せる瞬間ができたりするのが、私自身も演じててすごく楽しかったですし、見ている方にもそういった変化を楽しんでいただけたらなと思います」とメッセージを寄せた。

アニメーションコンテ担当の坂本絢香役・うらじぬのは「私はいつもヘラヘラとしてるような人間なので、今回は『よいしょ』と力を入れて皆さまに声をかけさせていただいていた次第でございます。皆さま、その節はありがとうございました(笑)」とムードメーカーとしての本領を発揮し、和やかな雰囲気をつくり出した。

撮影中のエピソードの話題では、放送前に公開された番組予告トレーラーでも印象的だった、冬雨がうずくまった樹の頭からシャンパンをかける衝撃的なシーンの話に。

うらじぬのが「中村さんは普段フワッとされた本当に優しい方なんですけど、冬雨さんとしてクールに演じたあのシーンは怖かったんです。でも、撮影のカットがかかったら、すぐ菅井さんに『大丈夫!?』って心配していて『あ、これがギャップ萌えというものなのかー』って(笑)」と裏話を明かすと、中村は「私もドキドキしてました。どうしよう失敗したら…って」と吐露。菅井も「もうやってみなきゃ分からないなっていう感じだったので、思いっきり来ていただけて、逆に気持ちよかったです。中身も炭酸だからシュワッとして(笑)」と体当たりの熱演シーンとなったことを報告した。

また、レズビアンの元恋人同士が未練から生まれる屈折した感情の葛藤を描いている作品ということで、実際にレズビアンの人が監修して脚本を制作した挑戦的な内容となっているが、演じるにあたって菅井は「本当に真っすぐ冬雨のことが大切な気持ちを持つことを考えていたので、あまり難しいということはなかったです。ただ距離が近いシーンとかが多くて、照れがある時はありました(笑)。いつもすごくお奇麗だなって思いながら、ちょっとキュンキュンしてました」と告白。中村は「私も特に難しかったというのはなくて。役柄として樹のことが好きだったりするので、目の前にいる時にはいとおしさだったりとか、恋人の感じの関係で一緒にいられたのが私もいい経験だったなって思って。終わる頃は寂しさとかが正直ありましたね」と、互いにいい関係性を保って撮影が進んだことをうかがわせた。

最後には、あらためて菅井が「恋愛に、お仕事に、社会問題などにも向き合ったいろんな要素盛りだくさんで、ここでしか見られないドラマになっています。熱いスタッフの皆さん、そしてキャストの皆さんとで心を込めて制作させていただきましたので、少しでも皆さんの1週間の楽しみの時間になれたらなと思っております」と述べ、中村も「すごくすてきなドラマになっているという期待もありますし、スタッフさんの思い、キャストの皆さんの想いもたくさん詰まっている作品になっています。より多くの方々に届いてほしいなと、とても強く思っています」と力強いメッセージで、会見を締めくくった。

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