米副大統領、議会襲撃を痛烈批判 事件から3年「残忍な暴力」

6日、米南部サウスカロライナ州で演説するハリス副大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米議会襲撃事件から3年となった6日、民主党のハリス副大統領(59)は南部サウスカロライナ州で演説し、共和党のトランプ前大統領(77)が「残忍な暴力と恐怖で選挙結果を覆そうとした」と痛烈に批判した。11月の大統領選に向けて共和党候補指名争いで首位を走るトランプ氏が民主主義を脅かすとして、有権者に返り咲き阻止を訴えた。

 サウスカロライナ州では2月3日に民主党の予備選が開かれる。再選を目指すバイデン大統領(81)を支持する黒人層も多い。同州マートルビーチで数百人の黒人女性らを前に演説したハリス氏は、バイデン政権が黒人住民らの生活向上に取り組んできたとアピールした。

 2021年1月6日の議会襲撃事件について「あの日に私たちは暴力や混乱、不法行為を目撃したが、指導者と言われる一部の人たちは平和的な抗議活動だったと言って誤解を与えている」と述べ、トランプ氏や同氏を支える共和党の政治家たちを非難。民主主義を守るために結束して戦おうと呼びかけた。

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