高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」絶好の機会、選び抜かれた“大宮盆栽”展示へ 高さ200メートルの45階ロビーに 冬の食材使ったアフタヌーンティーも 海外の客大勢、ブランド力が向上

2023年1月に展示された大宮盆栽と若手盆栽師広田敢太さん=東京都港区のザ・リッツ・カールトン東京

 埼玉県さいたま市の伝統産業「大宮盆栽」が11~31日まで、東京・六本木の高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」で展示される。展示は2022年1月から同時期に行われ、今回が3回目。盆栽のデモンストレーションや宿泊客限定の盆栽作り体験ワークショップも開催される。

 市観光国際課によると、選び抜かれた盆栽が、高さ約200メートルの45階にあるホテルロビーなどに展示される。大宮盆栽村(北区盆栽町)の盆栽園全6園が参加。1週間ごとに入れ替え、展示する盆栽は計40以上の予定。ワークショップなどは、「藤樹園」の若手盆栽師広田敢太さん(25)が担当する。

 海外の宿泊客が多いことから、大宮盆栽を国内外にPRする絶好の機会という。同課の担当者は「大宮盆栽のブランド力が上がり、期待の声が年々高まっている。市民の方にも誇りに思ってもらえたらと思う」。大宮盆栽村が来年、開村100周年を迎えることから、「盛り上げていくためにも、今後も続けていきたい」と話している。

 45階の「ザ・ロビーラウンジ」では、盆栽をテーマに、冬の食材を使ったアフタヌーンティーを提供する。問い合わせ・予約受付は、同ホテル(電話03.6434.8711)へ。

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