⑬エコロブルーム、⑯ショーマンフリートは苦しい!? 勝ち馬の86%が一桁馬番の内枠有利GⅢ【シンザン記念】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去7年データ分析!

シンザン記念(月曜・京都)

明け3歳馬による芝1600m戦、GⅢ。

21~23年は中京での施行。従いまして、データは京都で行われた14~20年の7回で見ていきたいと思います。

1番人気は〔201〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔001〕。

6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔011〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券2本。

毎年1、2番人気のいずれかが馬券圏内に来ているものの、伏兵も多数。波乱含みの3歳重賞です。

ステップレースを見ていきましょう。

GⅠの朝日杯フューチュリティSから〔022〕。人気、着順は不問です。

GⅡのデイリー杯2歳Sから〔011〕。共に8着馬。

GⅢのアルテミスSから〔100〕。2着馬。

GⅢ時代の東京スポーツ杯2歳Sから〔100〕。7着馬。

旧ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。5着馬。

1勝クラスから〔322〕。勝ち馬4頭と、2、4、5着馬。

新馬勝ちから〔120〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。

未勝利勝ちから〔101〕。1番人気で勝ち上がった馬です。

連対14頭中、10頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭に芝1400mでの勝ちが(17年2着タイセイスターリー、20年2着プリンスリターン)、1頭に芝1800mでの勝ちがありました(15年1着グァンチャーレ)。残る1頭にも芝1600mでの2着がありました(17年1着キョウヘイ)。OPクラスの実績は不問です。

牝馬は〔220〕。クラスに関わらず、前走1、2番人気で連対していた馬です。

馬券圏内21頭中、20頭がキャリア5戦以内の馬。19年2着のマイネルフラップのみがキャリア6戦の馬。キャリア7戦以上での馬券圏内はありません。

勝ち馬7頭中、6頭が1ケタ馬番の馬。例外の1頭は12番枠の馬ですが、当日は1番人気に推されていました。内枠優勢を頭に置いておきたいところです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

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