就実、下北沢成徳と8日に決勝戦 全日本高校バレー女子

 バレーボールの全日本高校選手権は7日、東京体育館で準決勝が行われ、女子の岡山県代表、就実が前回準優勝の誠英(山口)に3―0で勝ち、2連覇した前々回大会以来の決勝に進出した。8日の決勝で5度目の頂点を懸け、全国高校総体、国体との3冠を狙う下北沢成徳(東京)と対戦する。

 就実はリベロ井上凜香を中心とした手堅い守りから、エースの福村心優美、ライト押川優衣の2年生アタッカーが粘り強く攻め、優位に進めた。第1セットを25―18で奪うと、第2セットは一時同点とされながら中盤以降に突き放し、第3セットも危なげなかった。これで1回戦から5試合全てストレート勝ちとした。

 「春高バレー」の愛称で知られる高校生最高峰の舞台。1、2年生による全国選抜大会を、2011年に3年生も出場できる選手権大会に改めた。現行制度で、就実が決勝に駒を進めるのは、準優勝した17年、優勝した21、22年に続いて4度目。

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