<レスリング>男女9階級のパリ・オリンピックまでの道

今年8月5日(月)~11日(日)にフランス・パリで行われるオリンピック・レスリング競技には、昨年の世界選手権(セルビア)の結果ににより、女子5選手(50・53・57・62・76kg級)、男子フリースタイル2選手(57・74kg級)、男子グレコローマン2選手(60・77kg級)が内定済み(日本オリピック委員会の承認によって正式決定)。

他の男女9階級については、下記の方法で日本代表が内定する。


女子68kg級

2023年世界選手権で出場枠を獲得した石井亜海(育英大)と、2023年天皇杯全日本選手で優勝の尾﨑野乃香(慶大)で1月27日にプレーオフが行われ(東京・味の素トレーニングセンター予定)、勝者が代表に内定する。


男子各スタイル4階級

2023年天皇杯全日本選手権優勝選手が、下記のアジア予選世界最終予選(ともに詳細日程は未発表)に出場し、出場枠を獲得したら代表に内定する。代表予定選手が負傷で出場できない場合は、全日本選手権2位の選手が出場し、出場枠を取った場合は当初の代表予定選手とプレーオフを実施する。

4月19日(金)~21日(日):アジア予選(キルギス・ビシュケク)
5月9日(木)~12日(日):世界最終予選(トルコ・イスタンブール)

出場枠は、アジア予選は各階級2選手、世界最終予選は各階級3選手。アジア予選は準決勝までをトーナメントで行い、通常の敗者復活戦・3位決定戦・決勝は行わない。世界最終予選は、通常の敗者復活戦併用のトーナメントで行われるが、決勝は行わず、3位同士が3・4位決定戦を行って3番目の出場枠獲得選手を決める。

昨年の世界選手権で出場枠を獲得した国の選手は、アジア予選には出場できない。世界選手権と各大陸予選で出場枠を獲得した国は、世界最終予選には出場できない。

アジア予選で日本が出場する階級の出場枠獲得国は下記の通り。

【男子フリースタイル】
▼65kg級:イラン
▼86kg級:イラン、カザフスタン、ウズベキスタン
▼97kg級:バーレーン
▼125kg級:イラン

【男子グレコローマン】
▼67kg級:イラン
▼87kg級:カザフスタン
▼97kg級:イラン
▼130kg級:イラン、中国

アジア予選には、アジア選手権(4月11~16日、キルギス・ビシュケク)に出場した階級数までが出場できる=アジア選手権に出場しない国は、予選に出場できない。


2024年オリンピック予選出場予定選手

【男子フリースタイル】
▼65kg級 清岡幸大郎(日体大)
▼86kg級 石黒隼士(自衛隊)
▼97kg級 吉田アラシ(日大)
▼125kg級 山本泰輝(自衛隊)

【男子グレコローマン】
▼67kg級 曽我部京太郎(日体大)
▼87kg級 阪部 創(自衛隊)
▼97kg級 仲里優力(佐賀県スポーツ協会)
▼130kg級 奥村総太(自衛隊)


2024年パリ・オリンピック内定選手

【女子】
▼50kg級 須﨑優衣(キッツ)
▼53kg級 藤波朱理(日体大)
▼57kg級 櫻井つぐみ(育英大)
▼62kg級 元木咲良(育英大)
▼76kg級 鏡 優翔(東洋大)

【男子フリースタイル】
▼57kg級 樋口 黎(ミキハウス)
▼74kg級 高谷大地(自衛隊)

【男子グレコローマン】
▼60kg級 文田健一郎(ミキハウス)
▼77kg級 日下 尚(三恵海運)

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