ヴラホビッチが後半AT弾、ユベントスが10人サレルニターナに薄氷の逆転勝利【セリエA】

[写真:Getty Images]

ユベントスは7日、セリエA第19節でサレルニターナとのアウェイ戦に臨み、2-1で逆転勝利した。

2023年最終戦の前節ローマ戦をウノゼロ勝利とした2位ユベントス(勝ち点43)は、3日前に行われた新年初戦のコッパ・イタリアでは主力を半数ほど起用してサレルニターナを6発粉砕とした。そのユベントスはロカテッリが出場停止のためニコルッシがアンカーを務めた。

再戦となる最下位サレルニターナ(勝ち点12)に対し、ヴラホビッチとユルドゥズの2トップで臨んだユベントスは9分に先制のチャンス。ショートコーナーからマッケニーのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKコスティルの好守に阻まれた。

そのユベントスがポゼッションで上回る展開で推移するも、シュートに持ち込むには至らない。すると39分に失点。自陣左サイドでタメを作られた流れから、最後はマッジョーレにコントロールシュートを決められた。

1点ビハインドで迎えた後半、開始4分にマッケニーのダイビングヘッドでゴールに迫ったユベントスは、53分に数的優位となる。持ち上がったラビオがボックス手前でマッジョーレに倒されると、2枚目のイエローカードが提示された。

10人のサレルニターナに対し、ハーフコートゲームとするユベントスはニコルッシを削ってミリクを投入すると、65分に追いついた。ミリクのポストプレーを起点に、ウェアの右クロスがファーに流れたところをイリングが蹴り込んだ。

試合を振り出しに戻して攻勢を強めるユベントスは終盤にかけて攻めあぐねていたが、追加タイム1分に逆転弾。右サイドからのダニーロのクロスをヴラホビッチがヘッドで合わせた。

これが決勝点となってユベントスが薄氷の逆転勝利。首位インテルを2ポイント差で追走している。

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