ウクライナ複数都市に大規模攻撃 4人死亡、30人超負傷

ウクライナ東部ルガンスク州のロシア側支配地域で、ロシア兵らと共にクリスマスイブの祈りをささげる正教会の司祭(右手前)=6日(タス=共同)

 【キーウ共同】ウクライナの複数の都市で8日、ロシアの大規模なミサイル攻撃があり、各地の当局者などによると、少なくとも4人が死亡し、30人以上が負傷した。西部フメリニツキー州、東部ハリコフ州、南部クリブイリフで死者が確認された。

 東部ドニエプロペトロフスク州ノボモスコフスクでは27人が負傷した。ウクライナ空軍によると、ロシア軍の10機以上の長距離戦略爆撃機ツポレフ95MSやミグ31戦闘機が出撃。巡航ミサイル、弾道ミサイル、極超音速ミサイル「キンジャル」などが使われた。ロシア国防省は同日、ウクライナの軍事産業施設をキンジャルなどで一斉攻撃したと発表した。

 ロシア国防省は7日、ドニエプロペトロフスク州内で、ウクライナ軍のスホイ25攻撃機とスホイ27戦闘機を対空ミサイルで撃墜したと発表した。

 一方、東部ドネツク州のロシア側支配地域「ドネツク人民共和国」や、国境にある西部ベルゴロド州には7日もウクライナの無人機攻撃や砲撃が続いた。

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