茨城県大洗町は7日、「二十歳の集い」を同町磯崎町のアクアワールド県大洗水族館で開いた。華やかな振り袖姿や真新しいスーツに身を包んだ対象者128人が式典に出席した。式典後、ダイバーが館内の大水槽で1日限りの演出を披露し、節目を祝った。
式典に先立ち、出席者は能登半島地震の犠牲者に対し、1分間の黙とうをささげた。大学2年生の佐藤陽南さん(19)が新成人を代表し「大人としての自覚と優しい心、たくましい心を持ち、地域社会に発展に努める」と誓った。
マイワシ約2万匹が泳ぐ大水槽では赤、緑、紫など光の演出とともに、2人のダイバーが「おめでとうございます」と式典出席者に向けた横断幕を掲げた。会社員の小松崎優太さん(19)は「特別感がある」と喜び、「資格取得などに挑戦していきたい」と気持ちを新たにした。
