米長官、激痛訴え救急搬送 ナンバー2把握せずと報道

オースティン米国防長官=2023年12月、イスラエル・テルアビブ(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】オースティン米国防長官(70)が自身の入院をバイデン大統領側に伝えていなかった問題で、CNNテレビは7日、オースティン氏が1日に激痛を訴え、救急車でワシントン近郊の病院に搬送されていたと報じた。2日にオースティン氏の職務の一部を代行したヒックス副長官も入院の事実を知らされていなかったという。

 米国防トップでありながら、軍最高司令官の大統領や自身の代行を務めた部下にも健康状態の悪化に関する情報を伝えなかったことに疑念の声が上がっている。

 オースティン氏は休暇中だった昨年12月22日に医療処置を受け翌日帰宅。今年1月1日に痛みを訴え、救急車で搬送され集中治療室に入った。

© 一般社団法人共同通信社