三戸舜介と4年半の長期契約をした理由…スパルタのディレクターが明かす 「成功するポテンシャルある」

2023年のJリーグで年間最優秀若手賞を獲得し、今冬のマーケットでアルビレックス新潟からスパルタ・ロッテルダムに移籍した三戸舜介。

パリ五輪世代のアタッカーはオランダに渡っていきなり2028年6月30日までの契約を結ぶことになり、ヨーロッパでの挑戦をスタートさせた。

『Rijnmond』が伝えたところによれば、スパルタ・ロッテルダムのテクニカルディレクターを務めているヘラルト・ナイカンプ氏は彼について以下のように話しているとのこと。

「間違いなく、ここで成功することができるポテンシャルがある。彼は攻撃における最終段階で何かをもたらしてくれる。この半年間、我々はそこに強さを持っていなかった。さらに、ボールを持っていないときにも深さをもたらしてくれる。

私は彼を見て確認しているが、ヨーロッパに初めて来た選手で、ロッテルダムで過ごしたのもまだわずか2週間だ。だから彼には時間を与えなければならないよ。

2028年までの契約を結んだ。簡単に行うことができる投資ではない。我々は、多くの選手に対して『スパルタ・ロッテルダムはステップアップの場である』と見てもらえるようにしたいと思っている。

それにしっかり投資することで、いずれは売却のときに利益となる。2年しか契約を結ばなかったら、早く売らなければならない、早くパフォーマンスを高めなければならないと、選手にもクラブにもプレッシャーが強くなってしまうよ」

短期間しか契約を結ばないこともできるが、そうなればすぐに結果を出すことを求められ、クラブも早く売ることを強制される。長期契約を結んでしっかり投資することでより大きなリターンを期待できる…という方針だとのこと。

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