ブラジル代表の新指揮官にドリヴァウ・ジュニオール氏(61)が就任する見通しとなった。
ブラジルは昨年7月からフルミネンセのフェルナンド・ジニス監督にクラブとの兼任で暫定的な指揮を託したが、北中米ワールドカップ(W杯)の南米予選でよもやの6位と苦戦。ブラジルサッカー連盟(CBF)は5日にジニス監督の解任決断といわれる。
CBFは当初、ジニス監督を繋ぎ役としてレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督を画策。だが、アンチェロッティ監督は先日に今季をもって満了するはずだった契約を新たに2026年夏まで延長し、ブラジル行きの可能性が消滅している。
そうしたなか、ジニス監督の後任として最有力に挙がったのがブラジルの複数クラブで監督を歴任し、数々のタイトルに導いたドリヴァウ・ジュニオール氏。昨年4月からサンパウロFCを指揮中だが、ブラジルの新監督候補として名が取り沙汰されている。
そして、サンパウロは8日、ドリヴァウ・ジュニオール氏の監督退任を発表。本人からブラジルを指揮するため、辞任の申し出があったという。同氏はクラブの公式Xで「これは個人的な夢の実現であり、サンパウロでの仕事が評価されたからこそ叶った」などとコメントしている。
