人気若手俳優2人が事務所退所に踏み切った理由

俳優の志尊淳が昨年12月29日、所属するワタナベエンターテインメントを同31日をもって退所することを発表した。

同社は公式サイトで志尊の退所を報告し、今後については《本人の意向を尊重し、更なる活躍に期待するとともに、今後は個人会社に出資という形で志尊淳をサポートして参ることと致しました》と説明している。

志尊は自身のインスタグラムで退所の経緯について、《ここ数年、病など色々なことを経験し、自分自身の仕事観・人生観が変わり、これからはこれまで以上に責任を持ち、色んなことに挑戦していきたいと考えるようになりました》と説明した。

また、俳優の神尾楓珠が今月1日、インスタグラムを更新し、昨年末をもって所属事務所「エーチーム」を退社したことを報告した。

退社を報告した神尾は、《突然のご連絡になってしまい、申し訳ありません。少し環境は変わりますが、また新たな気持ちで頑張っていきますので、引き続き応援していただけたらうれしいです!》とファンにメッセージ。今後については、《詳しくはまた後日改めてお知らせいたします》とした。

志尊、神尾ともに、ドラマ・映画の主役級として活躍しているだけに、2人の元所属事務所はなかなかの痛手のはずだが、2人が事務所を飛び出すことができた背景には、大きく変わってしまった芸能界の構造があるというのだ。

「以前は、大手事務所を飛び出したら、しばらくの間は干されてテレビにはまず出演できず、その極端な例が旧ジャニーズ事務所だった。しかし、もはや、役者個人の実力が重視されるキャスティングに変わり、個人での活動になると、役者としても自分のやりたくない仕事を受ける必要がなくなる。2人の動きを見て、今後も事務所を飛び出す実力派若手俳優が増えるのでは」(芸能記者)

2人の動きは確実に芸能界に一石を投じそうだ。

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