女性としてゴルファーとして「芯を強く」 川崎春花の成人の誓い

成人の誓いは「芯の強い女性になる!」(撮影/加藤裕一)

女子プロゴルファーの川崎春花が成人の日の8日、地元・京都市内の平安神宮で振り袖姿を披露し、取材に応じた。

昨年5月に20歳となった川崎は「成人の誓い」を問われると、じっくり考えて答えた。「何事に対してもしっかり、自分で考えてやっていこうと思います。自分の意見を持っていて、芯の強い人になりたいです」

オトナの女性の理想像は、家族ぐるみで付き合いのある20代後半の知人。「東京に住んで、会社をしてはるんですけど、考え方がブレなくて、かっこいいんです」と憧れる理由を説明した。

今年は絶対に優勝したい(撮影/加藤裕一)

ゴルファーとしても「芯の強さ」が欲しい。ルーキーイヤーの2022年に国内メジャー「日本女子プロ選手権」でのツアー初優勝を含む2勝を挙げ、衝撃的なデビューを飾ったが、昨年は0勝。ツアー出場32試合で「アクサレディス」「北海道meijiカップ」の3位などトップ5が3度あった一方、予選落ちが15回もあった。

「全然ダメでした」と振り返るシーズンだが、自分なりの収穫はあった。「確かにダメでしたけど、その分“もっと自分でいろいろ考えて、やらんとあかん”と思うようになった」

「小吉」に「どっちつかずやなあ」と苦笑(撮影/加藤裕一)

一番の課題はスイングの安定感を増すこと。「スイングをしっかり固めたい。元々ショットが好きやし」。パーオン率は22年の72%から68%に落ちた。理想のショットメーカーを目指し、同時に腰に抱える不安も解消すべく、このオフは自重を使った「体の芯、体幹の強化」に重点をおいたトレーニングに余念がない。1月末からは同学年で仲のいい櫻井心那、佐藤心結と一緒に約1週間のタイ合宿を予定。2月から本格的に打ち込みを行う。

この日の振り袖はデザインに一目惚れして、決めた。「洋風が入ってて、柄がバラ。ちょっと普通じゃないでしょ? オシャレでかわいい」。自分が望むものを迷わず求める。「今年はほんまに優勝したい。そのための準備をしっかりせんと」。20歳の京女がはんなりと決意を口にした。(京都市/加藤裕一)

白地にバラ柄、洋風の振り袖に一目惚れ(撮影/加藤裕一)

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