照ノ富士、初場所出場明言せず 出稽古で息切れの場面も

時津風部屋に出稽古し、相撲を取る照ノ富士(左)=東京都墨田区

 腰痛などで3場所連続休場中の横綱照ノ富士は8日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、幕内の正代や北青鵬らと14番連続で取って13勝1敗だった。「常に場所に出たいという気持ちでやっている」と心境を語る一方、大相撲初場所(14日初日・両国国技館)の出場については「体の整え方を考えたい」にとどめ、明言しなかった。

 鋭い踏み込みと、素早く左上手を引く動きは健在だった。ただ6、7番取ったところで息が上がり始め、終盤は仕切りで腰を割るのも一苦労の様子。「いろいろな相手とやると、使う筋肉も違ってくる。20番くらいやりたかったが息切れしてしまった」と振り返った。

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