能登半島地震から1週間 “奇跡の救出”に広島の医療チーム

最大震度7を観測した能登半島地震の発生からきょうで1週間です。

多くの人の安否が今も分かっていないなか広島の医療チームの力が1つの奇跡につながりました。

瀬賀凜太郎アナウンサー

「発災後初めて修復された受水槽に水が供給されます」

断水が続いていた石川県七尾市の病院には約80トンの水が届けられました。

石川県内では168人の死亡が確認され今も323人の安否が分かっていません。

6日夜、石川県珠洲市で倒壊した家屋の生き埋めになっていた93歳の女性が救出されました。

救出には広島の医師ら神石高原町のNPO「ピースウィンズ・ジャパン」の医療チームが関わりました。

丸5日が経った124時間後の救出劇。

生存率が著しく低下するといわれている「72時間」を大幅に過ぎていました。

ピースウインズジャパン稲葉基高医師

「わかりますか?わかる?毛布かけてください!毛布かけて!」

救出された女性は病院に搬送され現在、会話ができる状態まで回復しているということです。

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