鉄道運休、長期化の恐れ JR七尾線と三セク「のと鉄道」

雪が積もった石川県珠洲市飯田町=8日午前7時40分ごろ

 能登半島地震の影響で続く石川県内の鉄道運休が長期化する可能性があることが8日、県などへの取材で分かった。JR七尾線の一部区間と、第三セクター「のと鉄道」は線路などが大きな被害に遭い、再開のめどが立っていない。

 県や国土交通省によると、JR七尾線は高松―和倉温泉間で駅のホームや線路が損傷を受けるなどしたため、運転を見合わせている。このうち高松―羽咋間は運転再開まで2週間程度かかる見通し。羽咋―和倉温泉間は被害が大きく、再開時期は未定だ。

 のと鉄道も、線路に土砂が流入したり線路下の土が崩れたりして復旧の見込みが立っていない。

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