自民党派閥の政治資金パーティーを巡り、池田佳隆衆議院議員が逮捕された事件を受けて、池田議員の支援者の間には政治に対する不信感が広がっています。
7日、政治資金規正法違反の疑いで逮捕された池田佳隆容疑者は2012年の衆議院議員選挙で初当選したいわゆる安倍チルドレン。地盤は愛知3区で当選4回、初当選以外はすべて比例復活による当選です。
東京地検特捜部によりますと池田容疑者が2018年以降の5年間に派閥から受け取っていた、いわゆる「裏金」はおよそ4800万円にのぼると見られていて、池田容疑者自身は疑惑発覚後、地元にも姿を見せず「雲隠れ」を続けていました。
過去の選挙で池田容疑者を支持してきた地元の有権者は？
「議員活動での一生懸命さは伝わってきたが結局こうなって残念な気持ちでいっぱい。できれば議員を続けてほしくない。信じられない」（支援者）
地元の自民党県議も…
「お金に非常に厳しく真面目で情熱のある男だったが今となっては…」（自民党 須崎かん県議）
自民党愛知県連も池田容疑者の後任探しを早々と始める考えです。
「悪いことをしたから説明できなかったと思われても当然仕方ない。愛知3区は池田議員が除名となったので新たな候補者選定に取り組んでいく」丹羽秀樹県連会長
かつては自ら自民党に所属していた愛知県の大村知事は…
「こうした事態に至ったことは大変残念で大変遺憾。政治の不信といわれている。自民党をあげて政治の信頼回復に努めてもらいたい」（大村秀章知事）
