長野市の善光寺で正月恒例の「びんずる廻し」がありました。
去年は盗難の被害にあった木像が、例年通り参拝者に引き回されました。
参拝者が本堂の中でびんずる尊者の木像を台座ごと引き回します。
なでた場所の痛みや病気が治ると言われる「びんずるさん」。
正月行事の「びんずる廻し」では、なでたしゃもじを持ち帰り、1年間の無病息災を祈ります。
■長野市の夫婦
「きょうが(出産)予定日で、まだ生まれそうになかったので、びんずるさんの力を借りようかなと思って」
「まずお腹を触って、お腹の子にしてきました」
■子ども
Qどこ触ってきた?「頭と腰」
「さわれた。目」
こちらのアメリカ人留学生。頭をなでました。
■アメリカ人留学生
「日本語を学ぶことに苦労してきたけれど、幸運をもたらしてくれることを祈っている」
善光寺では去年4月、びんずる尊者の木像が本堂から盗まれ、
その後、無事に発見されるという前代未聞の事件がありました。
■長野市民
「盗まれちゃってね、でもねご利益があるから、すぐにね、元のおうちに帰ってこられたから良かったかなと思います」
これからも参拝者になでられながら鎮座します。