松本人志さん活動休止 性的行為強要報道で、裁判に注力

松本人志さん

 吉本興業は8日、人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)が、芸能活動を当面の間、休止すると発表した。昨年12月に「週刊文春」が女性への性的行為強要疑惑を巡る記事を掲載したことを受け「裁判に注力したい」との申し出があったという。松本さんはテレビのレギュラー番組を多く抱えており、各局が対応を迫られている。

 吉本興業によると、松本さんは「裁判との同時並行では、これまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、活動を休止したい」との意向を示したという。松本さんは自身のX(旧ツイッター)で「事実無根なので闘いまーす。」と投稿した。

 週刊文春編集部は「一連の報道には十分に自信を持っている」などとするコメントを発表した。

 昨年12月27日発売の週刊文春は、松本さんらが2015年、東京都内のホテルで複数の女性に性的行為を強要したと報じた。吉本興業は、客観的事実に反するとして「タレントの社会的評価を著しく低下させ、名誉を毀損するもので、法的措置を検討していく」との抗議コメントを発表した。

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