低体温症で3人搬送、輪島 窓ガラス割れた家で寝起き

輪島市内を行きかう救急車=8日午後

 能登半島地震の被災地である輪島市で5日午後3時ごろ、90代男性が自宅で体調不良となり、低体温症で救急搬送された。

 輪島市を管轄する奥能登広域圏事務組合消防本部によると、男性は、地震により窓ガラスが割れた家で寝起きしていた。男性は受け答えができたが、体温は33.2度と著しく低く、市立輪島病院で、重症の低体温症と判断された。安否を確かめにきた人が通報した。

 輪島市内では2、3日にも、低体温症疑いの搬送が各1件あった。

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