J2水戸が始動 J1昇格へ新戦力16人、布陣立て直し

2月の開幕に向け、今季初の全体練習を行ったJ2水戸の選手たち=アツマーレ

J2水戸は8日、茨城県城里町のアツマーレで今年初の全体練習を行い、2月下旬のリーグ戦開幕に向けて始動した。浜崎体制2年目となる今季は、現時点で新たに16人の新戦力を迎え、悲願のJ1昇格を目指す。

初日の練習は、大勢のサポーターが見守る中、ボール回しやランニングなど約1時間半の軽いメニューで汗を流した。この日が初対面となる選手同士も盛んにコミュニケーションを取りながら、和やかな雰囲気で練習に取り組んだ。

昨季は勝ち点47で17位と不本意な結果に終わった。重要な布陣は半数近く刷新され、立て直しが求められる。

昨季主将を務めた楠本は「チームの目標は今年も『J1昇格』『J2優勝』と全体で一致している。去年の成績やメンバーを見た時に昇格できると思う人は少ないだろうが、それをひっくり返していかなければいけない」と語気を強める。

また、昨季チーム最多の9得点をマークした安藤は「まだまだ物足りない成績」と前置きし、「後ろが頑張っても攻撃陣が奮起できず、勝ち切れない試合が多かった。自分からゴールを引き寄せたい。自分の2桁得点でJ1に連れて行く」と言い切った。

チームは今後、アツマーレで練習を続け、9日に新体制発表の記者会見を行い、25日から沖縄キャンプに入る見通し。

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