きょう9日（火）も晴れる所が多いが、北陸は雨の降る時間がありそうだ。被災地でも雨の降る所があり、土砂災害に注意が必要となる。一方、北日本の日本海側はきょうも雪で、降雪の強まる所がありそうだ。西日本の天気も下り坂に向かうが、関東や東海、近畿はよく晴れて、空気の乾燥が続く見通し。

北陸に雨予報　少しの雨でも土砂災害に注意

　きょうは冬型の気圧配置は解消されるが、北陸では湿った空気や寒気の影響で雨雲がかかりそうだ。新潟県では断続的に雨となり、石川県や富山県なども天気は下り坂となる。日中は晴れ間があるが、夜を中心に雨やみぞれが降る見込み。地震の影響で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害が起きやすくなっている。また、雪が多く積もっている所では、雨によって雪解けすることが予想されるため、土砂災害やなだれ、落雪などに注意が必要だ。

北日本は雪強まる所も

　北陸はきょうは雨が主体である一方、北日本はきょうも雪となる。降るのは日本海側が中心となるが、降り方が強まる所もありそうだ。あす10日（水）にかけて、大雪やなだれ、着雪などに注意が必要となる。

西日本も次第に天気崩れる

　一方、西からは前線が近づくため、西日本の天気もゆっくり下り坂に向かう。沖縄では午前中から雨雲がかかり、九州南部や中国地方では夕方以降、雨の降り出す所がありそうだ。

関東～近畿は冬晴れ　空気乾燥

　関東や東海、近畿では概ね晴れて、空気の乾燥が続きそうだ。乾燥注意報が発表されている所もあり、東京の予想最小湿度は25%。洗濯には良いが、火災が起きやすくなっているため、火の取り扱いには注意が必要となる。

北風おさまり、寒さ和らぐ

　日中の気温はきのうより高い所が多くなりそうだ。東京など、きのうと同じくらいの所もあるが、冷たい北風がおさまるぶん、寒さは和らぐ見込み。
（気象予報士・多胡安那）