事故同型機のボルトに緩み 米航空、窓吹き飛びで点検

米アラスカ航空が運航するボーイングの主力小型機737―9=6日、米ワシントン州シアトル(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米ユナイテッド航空は8日、離陸後に窓が吹き飛んだアラスカ航空機と同型の航空機大手ボーイング製の機体を点検したところ、窓などを固定するボルトが緩んでいたケースがあったと明らかにした。米メディアが伝えた。

 5日の事故では、使用していない非常口をふさぐ窓付きの「ドアプラグ」と呼ばれる部分が飛行中に吹き飛んだ。ユナイテッドは声明で「6日に初期検査を始め、ボルトを締め直す必要があるなど、ドアプラグの設置に関係するとみられる問題があった」と明らかにした。

 米連邦航空局は安全点検のため、事故機と同じボーイングの737―9(MAXシリーズ)の一時的な運航停止を命じていた。

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