高橋大輔 “挑戦したキャスターは苦手だった…” 1度目の引退からの苦悩と葛藤を語り尽くす

プロフィギュアスケーターの高橋大輔が1月7日放送の『おしゃれクリップ』に出演。昨年5月に2度目の競技生活の引退を表明した高橋が、激動の選手生活を振り返った。

中学生の時、国際大会で見事優勝し、2010年のバンクーバー五輪で日本人初のメダル獲得を果たした高橋。華々しい選手生活だったが、28歳の時、心身共に疲れ果て1度目の引退を表明した時の心境について、「やってもやっても、うまくいかないし、“あまり評価されなくなってきてるな”っていうのも感じたりとか。自分もどんどん自信もなくしていって」と、羽生結弦をはじめ多くの若手選手の活躍により自信を喪失したことを告白。

さらに、「1回(競技生活を)引退した時に、スケートしかできない自分が嫌だったんです」と、当時のコンプレックスを打ち明けた高橋が、引退後自身の可能性を試すため挑戦したのが“ニュース番組のキャスター”。しかし、「苦手だなと思ってたんですよ。しゃべるの苦手なんですよ。噛(か)むし」と本音明かし、「いろんなことに挑戦したけど、全部上手くいかないって言うか。キャスターもどんどん自信なくしてって。もう全てに自信をなくしちゃったんですよ」と、見た目からはわからない挑戦の日々と苦悩を回想した高橋。

ストイックに挑み続けた高橋は、引退してからテレビで活躍している織田信成や、村上佳菜子を見て、「比べちゃった部分もあったりとかもしたんだとは思うんですけど。“自分はうまくできてないな”とか」と思い返し、1度引退した時間があったからこそ、「もう“スケートしかない”って気付いた時に、“自分にはスケートっていうものが自信を与えてくれてたんだな”っていうのにふと気が付いて。“どうしよう”ってなった時に、“現役復帰だ”と思って」と当時の胸の内を吐露。

復帰した高橋は「それ(スケート)が楽しくて。自分が良い気持ちに過ごしてくと、周りの物事もよく回ってった」と振り返り、「“やりたいことやってやろう”と思ってたんで、(競技生活引退後)ちょっとワクワクしていて、やっていきたいなと思ってますね」と現在の思いを打ち明け、締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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