ニセ電話詐欺防止に貢献 鳥栖署、3人に感謝状

感謝状が贈られた(左から)西山綾音さん、川住久美さん、小池久美子さん=鳥栖署

 鳥栖署(笠原哲署長)はこのほど、ニセ電話詐欺の被害防止に貢献したローソン鳥栖駅前店のアルバイト従業員西山綾音さん(21)と、佐賀銀行鳥栖支店の川住久美さん、小池久美子さんの3人に感謝状を贈った。

 西山さんは昨年12月5日、「10億円当選した」とのメールを信じ、受け取りのためにポイントの支払いをしようとしていた鳥栖市の60代男性の話を聞いて詐欺を疑い、すぐに110番通報した。

 川住さんと小池さんは同13日、金の購入のために50万円を振り込もうとした鳥栖市の70代女性に接客中、振込先が個人名だったことなどから詐欺を疑い、振り込みを思いとどまらせた。

 西山さんは「ポイントの支払い方法が不明で声をかけた。被害を防止できてよかった」。川住さんと小池さんは「お客さまに『詐欺ではない』と言われれば、追求できないことがある。お金を預かっている以上は、嫌がられても積極的に声かけするよう努めていきたい」と話した。(井手一希)

© 株式会社佐賀新聞社