能登半島地震の被災者に市営住宅5戸提供 兵庫・豊岡市が入居者募集 家賃と敷金免除

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 兵庫県豊岡市は、市営住宅の一部を石川県・能登半島地震の被災者に提供すると発表した。家賃と敷金を免除し、9日から入居者を募る。

 提供するのは、市営塩津住宅(同市塩津町)の1、2号棟(各3階建て)の計5戸。入居期間は原則6カ月以内で、最長1年居住することができる。

 3DK(約64平方メートル)が3戸、4DK(約76平方メートル)が2戸で、1階に1戸と2、3階に各2戸を用意した。エレベーターはない。光熱水費や駐車場利用料(月3千円)、引っ越し費用は自己負担。

 収入など入居者資格要件はない。電話で世帯人数を確認した後、居室をあっせんする。世帯人数の上限はないが、人員が多い場合は調整する。

 同市は災害時などに備えて、市営住宅の一部を空けている。市によると、これまで東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨、新型コロナウイルス禍で入居者を募り、東日本大震災の被災者に2戸を提供したという。

 受け付けは9日午前8時半から。平日のみで午後5時15分まで。問い合わせ・申し込みは市都市整備部建築住宅課TEL0796.21.9018 (丸山桃奈)

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