「ホテルグリーンプラザ白馬」を運営していた奥白馬高原開発(株)が特別清算、事業は別会社が承継

奥白馬高原開発(株)(東京都中央区)は12月21日、東京地裁より特別清算開始命令を受けた。
負債総額は約48億円。

長野県北安曇郡にある「ホテルグリーンプラザ白馬」を主体としたホテル、リゾート施設の経営を手掛けていた。ホテル、スキー場のほか、アドベンチャー施設などを併設し、ピークとなる1993年5月期には売上高約28億4000万円をあげていた。
しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大により、ホテルと施設の休業を余儀なくされたことから2021年3月期の売上高は約7億2600万円に減少し、約3億3000万円の最終赤字を計上。財務面でも債務超過が続いていた。
2022年11月、事業を(株)奥白馬総合リゾート(TSR企業コード:133831809、法人番号:7100001032918、同所)へ譲渡。当社は2023年9月30日、株主総会の決議により解散し、今回の措置となった
なお、当社が運営していたホテルは奥白馬総合リゾートが運営を継続している。

※奥白馬高原開発(株)(TSR企業コード:420026347、法人番号:6100001017176、中央区日本橋堀留町1-8-12、設立1970(昭和45)年10月、資本金1000万円)

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