親子ら300人が親睦 長崎市手をつなぐ育成会が「集い」 対面で4年ぶり、ダンスも

ダンサーと一緒に踊る参加者=長崎市、県総合福祉センター

 知的障害のある人とその保護者らでつくる「長崎市手をつなぐ育成会」は6日、長崎市茂里町の県総合福祉センターで「新年親子の集い」を開いた。約300人がダンスなどを通じて親睦を深めた。
 同会は1959年設立。94年には社会福祉法人となり、現在は障害福祉サービスを展開している。集いは会員同士や、同会が運営する五つの福祉事業所職員の交流が目的。新型コロナの影響で、対面では4年ぶりに開いた。
 谷美絵理事長は「障害のある人のためにもっともっと進化すべき道筋がある。社会の変化は目まぐるしいが、今年も頑張っていきたい」とあいさつ。利用者のうち、干支の辰(たつ)年生まれの10人が登壇し「こつこつ貯金して結婚に向けて頑張る」「仕事を頑張って工賃を上げる」などと新年の抱負を述べた。
 市内のバレエ教室「かとうフィーリングアートバレエ」のダンサーと参加者が一緒に踊るステージもあり、会場は盛り上がった。ダンスチーム「バタフライ」も元気な踊りを披露した。

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