交渉期限が迫る今永昇太 ジャイアンツが移籍先の有力候補に浮上

まだFA市場には多くの有力選手が残っているが、「次に契約が決まる可能性が最も高い選手」と言われているのが今永昇太だ。今永はほかのFA選手とは異なり、ポスティング制度によるメジャー移籍を目指しているため、交渉期限が存在する。日本時間1月12日午前7時までにどこかのチームと契約を結ばなければならず、デッドラインまで残り3日を切っているのだ。そんななか、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ジャイアンツが移籍先の最有力候補として浮上したようだ。

今永の争奪戦については、ジャイアンツ、レッドソックス、カブス、エンゼルスの4チームがファイナリストであることが報じられていた。フェインサンド記者によると、関係者の1人は「全てがジャイアンツを指し示している。彼らは大谷翔平と山本由伸の獲得に失敗した。今永は彼らと同レベルの選手ではないが、獲得失敗を繰り返したくないと考えているようだ」と話しているという。

大型補強を目指したジャイアンツだが、大谷と山本の獲得に失敗し、李政厚(イ・ジョンフ)と6年契約を結んだ以外は、控え捕手としてトム・マーフィーを獲得したのが目立つ程度。マリナーズとのトレードでロビー・レイを手に入れたものの、レイはトミー・ジョン手術後のリハビリ中のため、7月ごろまで投げられない見込みだ。アレックス・カッブも股関節の手術で6月ごろまで離脱する見込みのため、エースのローガン・ウェブに次ぐ先発投手の確保が急務となっている。

フェインサンド記者が「争奪戦から除外するわけにはいかない」として対抗馬に挙げるのがエンゼルスだ。ザック・プリーサックを獲得したものの、エースの大谷が抜けた穴は埋まっておらず、先発投手の層も厚くない。ブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーよりも安価な今永の獲得に動く可能性は十分に残されている。

なお、クリス・セールをトレードで放出したレッドソックスとFAになったマーカス・ストローマンの穴が埋まっていないカブスもファイナリストに名を連ねているが、レッドソックスについては「MassLive.com」のクリス・コティーロ記者が「今永獲得の可能性は低いとみられる」と伝えている。

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