石川県の能登地方は、今夜からあす10日(水)朝にかけて雨脚が強まり、雷を伴う所がありそうだ。地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。また、きょう(火)昼過ぎにかけては風の強い状態が続く見込み。土砂災害、落雷や突風、強風に十分な注意が必要だ。
土曜日と週明けに雪
この時間、能登半島から北日本の日本海側にかけて、雪や雨の降っている所がある。午後は降水の範囲がさらに広がり、能登は今夜からあす(水)朝にかけて本降りの雨となる所がある見込み。また、あす(水)日中も気温が5℃前後と寒さが続きそうだ。
あす(水)夜以降は天気が回復するが、11日(木)朝は0℃を下回る冷え込みの所が多くなりそうだ。なお、晴れの天気は長くは続かず、12日(金)は断続的に雨が降り、西寄りの風が強まる見込み。その後、13日(土)にかけては、寒気の影響で平地でも雪が降るくらい寒くなりそうだ。
来週前半は、日本の上空に強い寒気が流れ込む予想で、能登地方は一段と寒さが厳しくなるので十分な注意が必要だ。特に、16日(火)~17日(水)ごろは、山地を中心にまとまった降雪の可能性があるため、雪の降り方にも注意が必要となる。
(気象予報士・高橋和也)