ノロウイルスなど30人報告 「避難所の衛生対策重要」

 武見敬三厚生労働相は9日の閣議後会見で、能登半島地震被災地の避難所などで、ノロウイルスを含む消化器感染症の患者が約30人いるとの報告があると明らかにした。避難生活の長期化が予想され、武見氏は「避難所の健康、衛生対策が重要になる」と話した。

 厚労省によると、ノロウイルスは、手の指や食品を通じて感染し、嘔吐や下痢、腹痛を起こす。子どもや高齢者は、重症化したり、死亡したりする場合があり、注意を呼びかけている。

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