岡山武道館で4年ぶり寒げいこ 剣道・柔道の100人鍛錬

厳寒のなか竹刀を打ち込む剣士=岡山武道館

 新春恒例の「寒げいこ」が9日、岡山市北区いずみ町の岡山武道館で始まった。岡山県内の剣道・柔道の愛好者約100人が早朝から心技の鍛錬に励んだ。14日まで。

 新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりとなった稽古は、外がまだ暗い午前6時に開始。最低気温が同市中心部で氷点下2.9度を記録する中、園児から80代の熟練者までが力強く声を出して竹刀を打ち込んだり、技をかけ合ったりした。

 剣道で初めて参加した岡山中央小3年の男児(9)は「違う道場の人といい稽古ができた」。親子で柔道に参加した京山中2年の女子(14)は「県代表になって全国大会で活躍したい」と意気込んだ。

 同館の寒げいこは1971年から毎年実施していたが、コロナ禍で2021~23年は中止した。14日には鏡開き式を行う。

厳寒のなか組み手の練習をする子どもら=岡山武道館

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