第102回全国高校サッカー選手権大会は1月8日で閉幕。
千葉県代表の市立船橋は準決勝で惜しくも敗退したものの、全国の舞台で躍動しました。
“青の強豪”市船の歩みを振り返ります。
【1回戦 vs高川学園 4-1】
10番の郡司璃来選手が中に切り込んでシュート!
「強い市立船橋を取り戻す」と誓った郡司選手がサイドからヘッドで合わせ、1回戦は4-1で勝利。さらに郡司選手はハットトリックを達成しました。
【2回戦 vs帝京長岡 1-1 PK5-4】
2回戦屈指の好カード。
帝京長岡との一戦は、1対1の同点でPK戦にもつれます。
決められれば敗退というピンチを救ったのは市船の守護神・2年生GKのニコラス選手です。
2本連続でPKをストップし、1-1 PK5-4で勝利を果たしました。
【3回戦 vs星稜 4-1】
前日の能登半島地震の影響で、吹奏楽部をはじめとする応援団は千葉会場に駆けつけることはできなかったものの、サッカーファミリーが高校生たちの夢舞台を後押ししました。
飛び込んでいったのは岡部タリクカナイ颯人選手。勝ち越しゴールを決め、さらにスーパーエース・郡司選手もゴール!
4-1で準々決勝へと駒を進めます。
【準々決勝 vs名古屋 2-1】
ヘディングで見事ゴールへと押し込んだのは、2年生で15番の久保原心優選手。
さらにクロスが入った後ろから郡司選手が得点を決め、今大会5点目のゴール!
2-1で準決勝への切符を手にしました。
【準決勝 vs青森山田 1-1 PK2-4】
準決勝で市船の前に立ちはだかるのは、過去7大会で3度優勝している青森山田。
太田選手がつなげたパスを久保原選手がゴール!2年生ストライカーがまたもや結果を残します。
後半34分で市船が追いつき、両者死力を尽くした一戦。
PK2-4で勝負は決し、惜しくも市船が敗れる結果となりました。
12大会ぶりのベスト4となった市立船橋高校。
10番の郡司璃来選手は5得点で得点王を獲得しました。
キャプテン・太田選手の母・恵子さんはチームのカメラマンを務めていることから、毎試合4000枚程度撮影しているといいます。
恵子さん
「市船は私たちにとっても青春そのものでした。国立まで連れてきてくれて、息子にはただありがとうと伝えたいです」
市立船橋高校の日本一への挑戦はまだまだ続きます。