保護者付き添い登校 金沢など11市町 小中学校で新学期

保護者に付き添われ、変更された通学路を登校する児童=9日午前8時40分、金沢市粟崎町

 9日は、金沢など県内11市町の公立小中学校217校で3学期が始まった。

 通学路が地震の被害を受けた金沢市粟崎小は登校時間を遅らせ、通学路を変更して対応し、保護者に付き添われて登校する児童もいた。全校児童が集まる集会は取りやめた。

 かほく市高松小の始業式では、児童393人が能登の方角に向かって黙とうをささげた。岸洋平校長は「つらい思いはなかなか消えないが、前を向いて歩んでいく必要がある。未来を考え、笑顔で過ごしてほしい」と呼び掛けた。

 七尾、内灘、中能登の24校は15日、志賀の4校は22日に始業日を延期した。

 公立高は29校で新学期を迎え、能登を中心とした17校で未定となっている。

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