中島健人「Sexy Zoneという名前が好きだった…」卒業発表直前のライブで見せていた“涙”

《ひとりのアイドルとして、ひとりの役者として、自分が目指すべき場所に向かい、一生に一度しかないこの時間、一瞬一瞬にすべてを懸け、国内外問わず様々な挑戦をしていきたいと思っています》

1月8日、Sexy Zoneを今年の3月31日付で卒業すると発表された中島健人(29)。所属事務所のSMILE-UP.は、公式サイトを通じて4月1日から新たなグループ名に変更すると発表。そのタイミングで中島は卒業し、今後も同事務所に所属したまま活動を続けるという。

30歳を目前に新天地へ踏み出そうとした決意を、発表された文章の中で冒頭のように綴っていた中島。メンバーの佐藤勝利(27)、菊池風磨(28)、松島聡(26)が連名で発表した文章では、4人で何度も話し合いを重ねてきたことも明かされた。中島の決断を尊重した経緯について、3人は次のように説明している。

《マリウスの卒業の時も、自分らしい、自分たちらしい決断をして、それをリスペクトしながら応援していくのがSexyZoneらしさなのだと思いました。ここ数年で、僕らの置かれている環境も変わり、自分たちも1つずつ歳を重ねて、それぞれの可能性が広がっていると感じられる活動が出来ているのだと、お互いが真正面から向き合って出した決断です》

そんな中島は翌9日に朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)に出演し、現在の心境を語った。「これからもセクシーであることは変わらないですし、アイドルも卒業しないです」とキッパリ言い切っており、今年でデビュー13年目を迎えるSexy Zoneへの変わらない思いが伺えた。

そうした中島の“グループ愛”は、直近のコンサートでも溢れ出ていたようだ。

「昨年12月に開催された3大ドームツアーは、『Sexy Zone』のグループ名で行う“最後のコンサート”でした。中島さんの卒業が発表されたいま、4人揃ってのコンサートはこれが最後になるかもしれません。12月末の東京ドーム公演では、中島さんはすでに卒業を意識していたのか涙ながらにグループへの思いを語っていました。

12年間の活動を振り返り、『Sexy Zoneという名前がすごく好きだったので、別れは寂しい』と応援してくれたファンに感謝の気持ちを伝えるとともに、“それぞれのメンバーと出会えたからこそ築き上げられた歴史がある”と強い絆を語っていました」(芸能関係者)

グループにとってターニングポイントとなるコンサートだったが、会場には“ある人物”も中島の勇姿を見届けていたという。

「’22年末にグループを脱退し、芸能界を引退した元メンバーのマリウス葉さんです。SNSでもファンの間で、“5人が揃った”と感激の声が広がっていました。中島さんはこの時、すでにマリウスさんにも卒業について報告していたそうです。マリウスさんの引退に際して、中島さんは『自分たちも夢を追いかける立場として、新たな夢を見つけた人間の背中を後押ししない選択肢って、ちょっと違うんじゃないかな』と語っていました。お互いを尊重し合いながら、現在も良好な関係性は続いているようです」(前出・芸能関係者)

中島は卒業を発表したコメントのなかでも、《新しいグループ名で活動する菊池風磨、佐藤勝利、松島聡から受ける刺激が、今までも、これからも一番のエネルギーであることは変わりありません》と綴っていた。

互いに目指す夢が変わっても、5人の絆は永遠だ――。

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