歴代覇者・松山英樹がハワイ連戦 ルーキー久常涼ら日本勢8人がオアフ島に集結

2022年に続く大会2勝目へ。松山英樹がハワイ連戦に臨む(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前情報◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

ハワイ州マウイ島で始まった2024年シーズン2戦目はオアフ島ホノルルのワイアラエCCが舞台となる。1983年「ハワイアンオープン」で青木功が日本勢初のPGAツアー優勝を飾った場所では、2年前に松山英樹が優勝。そのツアー通算8勝目から次の一歩を欲する松山は、開幕戦58位フィニッシュの悔しさもぶつける連戦に臨む。

前週は出場資格が絞られるシグニチャーイベント(昇格大会)だったため、今季のフルフィールド初戦にはフレッシュな顔ぶれも集まった。

DPワールドツアー(欧州ツアー)で優勝を遂げ、年間ポイントレース上位に食い込んでPGAツアー切符を手にした21歳の久常涼が本格参戦をスタート。下部コーンフェリーツアーで2勝を挙げて昇格を果たした2020-21年シーズンの日本ツアー賞金王、チャン・キムも縁の深いハワイが最初のゲームになる。

久常涼の米ツアー1年目のシーズンが始まる ※撮影は2023年「ZOZOチャンピオンシップ」(撮影/村上航)

日本勢はスポット参戦の6人を含めた8人が集結。前年大会でPGAツアーデビューした蝉川泰果が2年連続の出場。今季欧州ツアーに挑戦する金谷拓実、ほかにも岩崎亜久竜、桂川有人と海外志向の強い選手が名を連ねた。

昨年10月の「ZOZOチャンピオンシップ」で6位に入った平田憲聖は、その資格で出場した同11月のメキシコ開催「ワールドワイドテクノロジー選手権」以来のPGAツアー。「日本アマ」覇者の中野麟太朗(早大2年)は初めての海外ツアーに挑む。

ディフェンディングチャンピオンのキム・シウー(韓国)、開幕戦優勝のクリス・カークらがエントリー。世界ランキング上位者からはマシュー・フィッツパトリック(イングランド/8位)とブライアン・ハーマン(9位)がフィールド入りした。昨年9月に脳病変の手術を受けたゲーリー・ウッドランドは復帰戦となる。

<主な出場予定選手>
キム・シウー、ルドビグ・アバーグ、マシュー・フィッツパトリック、ブライアン・ハーマン、久常涼、チャン・キム、クリス・カーク、マット・クーチャー、イ・キョンフン、松山英樹、ジャスティン・ローズ、サヒス・ティーガラ、ゲーリー・ウッドランド、ウィル・ザラトリス、平田憲聖、岩崎亜久竜、金谷拓実、桂川有人、蝉川泰果、中野麟太朗(アマ)

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