メジャーリーガー、大谷翔平選手が発表した、全国すべての小学校にグローブを寄付するプロジェクト。
愛媛県内でも徐々に届き始めていて、9日、大洲市にある全校児童2人の小学校でもお披露目されました。
大洲市立河辺小学校。全校児童は6年生の梅木菜々子さん、弟で4年生の創哉くんの2人だけ。とても小さな学校です。
9日は3学期の始業式。それぞれが今年の目標などを発表した後…長谷校長が持ってきたのは1つの段ボール。
中を開けると…入っていたのは3つのグローブ。大谷翔平選手からの贈り物です。
大谷選手は去年11月、自身のSNSで全国すべての小学校にそれぞれ3つずつ、およそ6万個のグローブをプレゼントすることを表明。河辺小学校には12月25日の午後、グローブが届いたそうです。
今や世界のスーパースターからのプレゼントに目を輝かせる菜々子さんと創哉くん。一緒に始業式に参加していた2人の妹、まだ4歳の雫ちゃんも嬉しそうです。
そして、グローブを持って校庭へ。さっそく2人でキャッチボールを始めます。届いたばかりのグローブ、使ってみた感想は…
(4年生・梅木創哉くん)
「初めて使うのに使いやすいですコレ」
学校でキャッチボールをしたのは、これが初めてだという菜々子さんと創哉くん。校長先生たちと一緒に思いっきり体を動かしました。
(校長先生)
「すごく楽しかったね、またやろうね。みんな大谷選手にお礼を言いますか」
(全員)
「大谷選手、ありがとうございま~す!」
河辺小学校では、寄付されたグローブをロッカーに置き、休み時間などに自由に使えるようにするそうです。
(6年生・梅木菜々子さん)
「少人数だけど、少人数なりに野球を楽しんでいきたい」
「野球しようぜ」とのメッセージに込められた大谷選手の願い通り、これからは子どもたちが校庭で「野球」をする光景が見られそうです。