【光る君へ】吉高由里子「コンビニに行った」、撮影中の行動

吉高由里子主演で、『源氏物語』で知られる平安時代の女流作家・紫式部の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』。初回放送の1月7日に、物語の地元・京都市内でパブリックビューイングがおこなわれ、吉高と藤原道長役の柄本佑がドラマの裏話を披露するトークショーも開催された。

撮影秘話を打ち明ける吉高由里子と柄本佑(1月7日・京都市内)

のちに紫式部と名乗ることになる下級貴族の娘・まひろを軸に、平安貴族たちの愛と権謀に満ちた世界を描く物語だが、この時代が大河ドラマの舞台になるのは、意外にも初めてのこと。衣裳や髪型をはじめ、ほかの時代劇とはまったく勝手が違うことに吉高も柄本も苦労しているそう。

現在長髪の柄本は、「(男性の)ちょんまげは、僕も含めた半数ぐらいの男性は自前でやっています。髪をギュンギュンに引っ張って、ちょんまげを作るんです」と明かし、その日の撮影が終了したときには「パチっと根本のゴムを外すと、血がブワーッと一気に頭を流れる感じがして、視界がひらけます(笑)」と、なかなかの我慢を強いられているよう。

また、撮影日は超ロングヘアのカツラを終日外すことができないという吉高も、「撮影が終わって(カツラを)外して、思い切りブラッシングできる瞬間が1日の楽しみ」と告白。

さらに、「その姿でコンビニに行ったことがあります(笑)。『誰も(髪型に)触れないで』って思いながらレジで『温めてください』って言ったんですけど、多分周りも『触れちゃいけない』と思って、何も言われなかったです」とあっけらかんと語ると、会場は大きな笑いに包まれた。

吉高の座長ぶりについて柄本は、「キャストにもスタッフにも愛されているし、現場が華やかになるんですよ。道長は権力争いとかで結構重いところがあったりするんですけど、吉高さんがいると現場がパッと明るくなるので、みんな来るのを待ちわびてます」と称賛。

すると吉高は、「お父さんとお母さんを呼んできたらよかった(笑)。こんなに褒められるの、見たことないと思う」と、彼女らしいユニークな表現で喜びをあらわにしていた。

『光る君へ』はNHK総合で日曜・夜8時から、NHKBSでは夜6時からスタート。BSP4Kは昼12時15分に先行放送あり。第2回『めぐりあい』では、成人を迎えたまひろが文才を育んでいく姿と、道長の一家が急速に勢力を広げていく様が描かれる。またこのトークショーの模様は、1月13日・朝9時からNHK総合で放映される(関西ローカル)。

取材・文・写真/吉永美和子

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