西大寺会陽の熱気や興奮 写真に 岡山市役所で150枚展示

西大寺会陽の熱気や興奮を伝える写真展

 西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)を舞台とする裸祭り「西大寺会陽」の熱気や興奮を伝える写真展が9日、岡山市役所1階市民ホールで始まった。4年ぶりに宝木(しんぎ)争奪戦が行われる2月17日の会陽を盛り上げようと、西大寺会陽奉賛会が企画。10日まで。

 昭和、平成、令和の宝木(しんぎ)争奪戦や関連行事を奉賛会メンバーらが撮影した約150枚を展示。本堂で宝木を求めて湯気を上げながらひしめく裸衆の巨大な渦や、投下された宝木を懸命に奪い合う男たちの勇ましい姿などを切り取った写真が並んでいる。

 新型コロナウイルス禍に伴う宝木争奪戦の中止を踏まえ、祝い主が宝木を受け取り、授かった福を社会で分け合うため頭上に掲げる写真などもあり、訪れた市民らが見入っている。

 会社員の男性(52)=同市北区=は会陽の参加経験があるといい「躍動感あふれる作品ばかりで元気をもらえる。今年は宝木争奪戦の復活が楽しみです」と話した。

 写真展は2月8~20日に西大寺緑花公園・百花プラザ(同市東区西大寺南)でも開催する。

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