武士から浮世絵師に 世界初の鳥文斎栄之展 千葉市美術館

武士から浮世絵師に 世界初の鳥文斎栄之展 千葉市美術館

 武士から浮世絵師に転身し、喜多川歌麿と互角の人気を博した鳥文斎栄之の世界初の展覧会がいま、千葉市の美術館で開かれています。

 鳥文斎栄之は、武士から浮世絵師に転身したという異色の経歴を持ち、江戸時代は喜多川歌麿と互角の人気を博して活躍しました。

 明治時代には多くの作品が海外に流出したため、展覧会の開催が困難でしたが、ボストン美術館や大英博物館から作品29点を里帰りさせたことで今回、世界で初めて展覧会の開催が実現しました。

 会場にはこの展覧会の準備段階で栄之の肉筆画が新たに発見されて初公開となったものや、栄之の弟子 鳥高斎栄昌などが手掛けた錦絵など、約110点の作品が展示されています。

 「鳥文斎栄之展」は前期は2月4日まで、後期は2月6日から3月3日まで千葉市美術館で開かれます。

© 千葉テレビ放送株式会社