テイラー・スウィフトの映画がコンサート映画とドキュメンタリー映画の興収歴代1位に

Taylor Swift - Photo: Lionel Hahn/Getty Images

テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の最新ツアーからの映像を収めたコンサート・フィルム『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』が、2億6,160万ドル(約375.7億円)以上の世界興行収入を記録し、コンサート映画とドキュメンタリー映画の歴代1位となった。

この偉業は、同映画が昨年12月31日に劇場公開を迎えた中国で870万ドル(12.5億円)を記録したことにより達成された。

2023年10月13日に全米公開された『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』は、2009年に公開され、これまでの史上最高額となる2億6,120万ドル(約375.3億円)の世界興行収入を記録していたマイケル・ジャクソンの『This Is It』をすでに上回っている。

昨年10月に世界各地で公開され、北米で9,280万ドル(約133億円)、海外で3,070万ドル(約44億円)、累計で1億2,350万ドル(約177億円)の初週興行収入を記録した同映画は、コンサート映画としては史上最大のスタートを切り、2011年に公開された『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』の7300万ドル(約104.7億円)という初週記録を即座に塗り替えた。全米での10月公開作品としては、9,600万ドル(約138億ドル)を記録した2019年の『ジョーカー』に次ぐ史上2番目、2023年公開作品としては7番目の初週興行成績となった。

この偉業達成を受けて、同映画を北米で上映したAMCシアターズの会長兼CEOのアダム・アロンは次のように述べている。

「AMCシアターの全スタッフを代表して、テイラー・スウィフトの驚くべき記録的な興行成績に祝福と永遠の感謝を送ります。彼女の壮大なパフォーマンスは世界中のファンに喜びを与え、並外れた映画製作の力と映画館の魔法を改めて強く印象づけるものとなりました」

劇場で観ることができなかったファンのために、同映画は昨年12月13日にストリーミング・プラットフォームでの配信もスタートし、自宅での鑑賞も可能となった(*日本は未配信)。現在配信中の拡張版には、オリジナル映画の2時間45分の上映時間には含まれていなかった「Wildest Dreams」、「The Archer」、「Long Live」のパフォーマンスも含まれている。

その他の関連ニュースとして、テイラー・スウィフトの最新アルバム『1989 (Taylor’s Version)』が2024年初の全米アルバム・チャート(Billboard 200)で首位をキープし、新たな記録を更新している。これにより通算68週目の全米1位獲得となったテイラーは、年末の時点で2位タイだったエルヴィス・プレスリー(通算67週)を上回り、ザ・ビートルズの通算132週に次ぐ歴代首位獲得週の単独2位となった。

Written By Tim Peacock

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