経済団体が年頭会見・名刺交換会

県内の経済団体による年頭の記者会見と名刺交換会が9日、奈良市内で開かれました。参加者に今年にかける期待などを聞きました。

会見で、奈良商工会議所の小山新造・会頭は、去年はコロナ禍からの回復が見られる一方で企業経営は円安や物価高に苦慮し、人手不足も深刻だったと振り返りました。そして、来年の大阪・関西万博に向けて来場者を奈良県に呼び込むため、周遊観光の提案などに取り組みたいと意気込みました。奈良経済産業協会の平越國和会長と、奈良経済同友会の井村守宏代表幹事は、人材の確保や生産性の向上などが必要だと話しました。このあと、経済団体のメンバーら650人が参加して名刺交換会も行われました。出席者に今年にかける意気込みを聞きました。

東京商工リサーチ奈良支店・佐藤公一支店長

「新型コロナも5月にあけまして、経済活動も正常化にむけた動きになってきていると思います。」

南都銀行・橋本隆史頭取

「いろいろ厳しい環境なのですが、これを乗り越えていく力強い経済を奈良でもつくっていけたらいいなと思います。」

奥村組・奥村太加典社長

「建設業界は働き方改革を必ず進めなければならない年になりました。年明けの色々な苦難を乗り越えて、明るくしなければならないと思っています。」

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