税金を使って支援するべき? 年間赤字1億円・作り替え3億円の『坊っちゃん列車』について街の人は…

2023年11月から運休している伊予鉄道の坊っちゃん列車について、愛媛県松山市は運行再開に向けた支援の是非などについて、市民らの意見を聞くアンケートを実施しました。

アンケートは、通信アプリ、LINEを使って行われ、12月29日、松山市の公式LINEアカウントに登録していた9万5000人余りを対象に質問が送られました。

アンケートの中では、「坊っちゃん列車の運行を再開した方がいいか」また、「松山市が税金を活用して赤字額を支援した方がいいか」、そして、その赤字額は過去の実績で年間2300万円から1億円に上ることが記されています。

また「車両を作り替えるために3億円程度が必要で、市が税金を活用して支援した方がいいか」と問いかけています。

アンケート結果はまだ公表されていませんが、街で市民の声を聞きました。

(Q.「坊っちゃん列車」再開した方がいい?)

(女性2人組)
「できるならば」
「それ(坊っちゃん列車)目当てで来る人もいるかもしれないですよね」

(女性)
「観光客にはいいですよね、坊っちゃん列車は。なくなったら寂しいですよ、松山独特だから」

(Q.赤字額が最大1億円。税金を使って支援することの是非は?)

(男性)
「う~ん…微妙ですよね。税金を使ってまで、しないといけない程ではないと思う。それだったら、道後に坊っちゃん列車を飾っておけばいいだけの話だし、そしたら観光客も見れるし」

(男性)
「坊っちゃん列車が復活することによって、愛媛がもっと潤ってくれるなら税金を使ってもいいと思います。(税金を使った分を)どういう風に回収できるか、それが市民の納得にも繋がってくると思うんですけど、具体的な案を伊予鉄道が市や県に提示するべきではないかなと思います」

市民の意見を聞くと観光コンテンツとして運行再開を望む声が多い一方で、税金を使うことについては様々な意見が聞かれました。

アンケートの結果をどのように評価し、今後、議論を進めるのか注目したいと思います。

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