累積赤字14億円の『坊っちゃん列車』 今後の在り方は? 松山市が公式LINEでアンケート 「検討会で共有し、協議の参考に」

2023年11月から運休している伊予鉄道の坊っちゃん列車について、愛媛県松山市は運行再開に向けた支援の是非などについて、市民らの意見を聞くアンケートを実施しました。

アンケートは、通信アプリ、LINEを使って行われ、12月29日、松山市の公式LINEアカウントに登録していた9万5000人余りを対象に質問が送られました。

中では、坊っちゃん列車について運行再開の必要性や松山市が税金を活用して支援することの是非など最大8つの質問が設けられていて、8日で回答が締め切られました。

9日の会見で記者からアンケートの結果について問われた野志市長は・・・

(松山市・野志克仁市長)
「市民の皆さんが、どのような考えを持っているのか把握するために実施しました。アンケート結果は、次回の坊っちゃん列車を考える会で共有し、協議の参考にしたいと考えています」

野志市長は、アンケート結果について集計中だとして、寄せられた回答数を含め明らかにしませんでした。

坊っちゃん列車をめぐっては、松山市と経済団体などでつくる「坊っちゃん列車を考える会」で議論を始めていますが、伊予鉄グループの清水社長は、累積赤字が14億円に上っているとして、松山市に対し必要なコストを負担するよう求めています。

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