能登地震被災地支援へ職員派遣 岡山市、情報収集や内容調整へ

岡山市役所

 岡山市は8日、能登半島地震で被災した石川県志賀町をサポートするため職員4人を派遣した。被災自治体ごとにパートナーの自治体を割り振ってサポートする「対口(たいこう)支援」方式に基づく対応。

 派遣したのは、2011年の東日本大震災の被災地などで災害対応を担った危機管理室の課長級職員ら。今後の追加派遣に向けて先遣隊として現地入りし、被害状況の情報収集や支援内容の調整を担う。8日早朝に公用車で現地に向かい、同日午後から志賀町で活動中の愛知、鳥取県などと連携しているという。

 能登半島中部に位置する志賀町は家屋被害が甚大で、ほぼ全域が断水。避難者は800人超に上り、死者も出ている。市危機管理室は「被災地のニーズを探り、迅速な支援につなげたい」としている。

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