首相、13日にも被災地入り 能登半島地震で調整

 岸田文雄首相は能登半島地震の被災状況を確認するため、13日にも石川県を訪問する方向で調整に入った。首相の被災地入りは1日の地震発生後初めて。現地の受け入れ態勢に加え、天候などを見極めた上で最終判断する。政府関係者が9日、明らかにした。

 避難の長期化や今後の復旧・復興を見据え、自ら現地の状況やニーズを確認するのが狙い。被災者や自治体関係者との意見交換のほか、ヘリコプターによる上空視察を検討している。

 5日の与野党党首会談では、現地の救助活動や支援の妨げになるとして、党首クラスの被災地入りを当面自粛すると申し合わせた。

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