黒部峡谷トロッコ電車の橋が損傷 春の運行開始遅れる可能性も

能登半島地震による落石で損傷した黒部峡谷鉄道の鐘釣橋=5日(同社提供)

 黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)は9日、同社が運行するトロッコ電車の走行ルートである鐘釣橋の一部が能登半島地震による落石で損傷したと発表した。復旧時期は未定で、担当者は「修繕の進捗によっては、春の運行開始を遅らせる可能性もある」としている。

 同社によると、橋桁のゆがみや枕木の破損が確認された。

 トロッコ電車は黒部川沿いを走り、北アルプスの絶景を楽しめる。例年、雪の解けた4月中旬~11月末に運行される。

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