新年の授業スタート 冬休み明け、宿題持ち登校 茨城県内 4月統合の五霞東小「大切に過ごしたい」

書き初めを提出する五霞東小の児童=五霞町江川

茨城県内の多くの小中学校などで9日、冬休みが明け、始業式が開かれるなど、新年の授業をスタートさせた。子どもたちは冬休み中の宿題を持って登校、教員や同級生と元気にあいさつを交わし、笑顔を見せた。

学校統合のため3月に閉校する同県五霞町江川の町立五霞東小(中川孝志校長、164人)の児童は、同小の校舎での残り少ない学校生活を始めた。始業式で、中川校長は「残り50日。楽しい思い出ができるよう生活してほしい」と児童に呼びかけた。教室で児童は書き初めや復習ドリルなどの課題を担任に提出した。6年の石川楓菜さん(11)は「閉校は悲しいが、学校への感謝の気持ちを持ち、1日1日を大切に過ごしたい」と話した。

同小は児童数の減少などを背景に、4月に町立五霞西小と統合し、西小の校舎を活用して「五霞小」となる。

この日、冬休みが明けたのは国公私立の小学校・義務教育学校464校、中学校207校。高校・中等教育学校は89校だった。

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